日本三大権現のひとつに数えられ、厄除けの総本山として知られる由加神社本宮は、岡山県倉敷市児島由加に位置しています。
2000年以上の歴史を誇るこの神社は、厄除けや開運のご利益があるとして全国から多くの参拝者が訪れます。
由加神社本宮には、重要文化財に指定された本殿や、日本一の備前焼大鳥居など見どころが豊富で、歴史と伝統が息づく神聖な雰囲気が漂います。
また、こんぴらさんと対になる神社として知られ、双方を巡ることでさらに大きなご利益を得られるとも言われています。
この記事では、由加神社本宮のご利益や神様、パワースポットに加え、参拝時のポイントやアクセス方法などを詳しくご紹介していきます。
ぜひ参拝計画の参考に役立ててみてくださいね♪
由加神社本宮とは?ご利益や歴史は?
由加神社本宮は、岡山県倉敷市に位置する「厄除けの総本山」として広く知られ、2000年以上の歴史を持つ由緒ある神社です。
ここは、神仏習合の霊山としての伝統を守りながら、多くのご利益を授かれる場所として、多くの参拝者の信仰を集めています。
神社の特徴として、岡山県指定重要文化財である荘厳な本殿や、日本一を誇る備前焼の大鳥居が挙げられます。
現在、全国に52の分社を持つ由加神社本宮は、古代からの伝統を受け継ぎながらも、現代の人々に親しまれる存在として、地域の信仰と文化を支え続けている神社です。
また、由加神社本宮は「有求必應(求めがあれば必ず応じてくれる)」の神様として信仰されています。
その多様なご利益が、家族連れや観光客はもちろん、人生の節目を迎える方々にとっても魅力的な訪れる理由となっています。
ご利益と背景
由加神社本宮のご利益は幅広く、厄除けや災難除けのほか、建築・土木安全、縁結び、金運上昇、合格祈願など、訪れる人々に多くの恩恵をもたらしてくれます。
また、子授けや技芸上達といった、個々の願いに応じる神様としても信仰されています。
あらゆる人生の悩みや願いに応じる「厄除けの総本山」としても崇拝されている由加神社。その背景には「有求必應(求めがあれば必ず応じてくれる)」の精神があり、古くから人々の祈りに寄り添い続けてきた歴史があります。
この多彩なご利益こそ、由加神社が老若男女を問わず幅広い層から支持されている理由のひとつです。
由加神社本宮への参拝は、日常の喧騒から離れ、自分自身と向き合いながら願いを託せる特別な時間となることでしょう。
歴史と起源
由加神社本宮の歴史は2000年以上前にさかのぼります。
その起源は、巨岩を神体とする「磐座信仰」にあり、古代の人々が自然に宿る神秘を敬ったことから始まりました。
奈良時代には、行基菩薩がこの地に十一面観音を祀り、仏教と神道が融合する神仏習合の霊山として知られるようになりました。
また、平安時代には桓武天皇が祈願所として利用した記録が残り、江戸時代には備前藩主池田侯が定期的に参拝するなど、由加神社本宮は皇室や武家社会にとっても重要な信仰の場でした。
その後、香川県の金刀比羅宮との「両参り」が流行し、全国各地から参拝者が集まる賑わいを見せ続けています。
由加神社本宮の神様(御祭神)とその伝説
由加神社本宮には、日常生活における安心と繁栄をもたらす神様が祀られています。
主祭神である手置帆負命(たおきほおいのみこと)と彦狭知命(ひこさしりのみこと)は、建築や技能を守護する匠の神様といわれています。
物作りや技術職に従事する方々だけでなく、人生の基盤を築きたいと願うすべての人にとって心強い存在の神様です。
また、災難を払う神様として知られる神直日命(かむなおひのみこと)と大直日命(おおなおひのみこと)も重要な役割を担う御祭神です。
この神様はあらゆる不運や災厄を正し、清めてくれる存在として、厄除けや安全祈願を願う参拝者に深く信仰されています。
特に神直日命は、黄泉の国から戻った伊邪那岐命が災いを清めた際に生まれた神として、強い浄化の力を象徴しています。
さらに、由加神社本宮には阿弥陀如来や薬師如来といった本地仏が祀られ、神仏習合の伝統が息づいているのです。
由加神社本宮のパワースポットは?
由加神社本宮には、訪れるだけで心身を浄化し、新たな力を得られると言われる魅力的なパワースポットが多く存在しています。
参拝の入り口でまず目に飛び込んでくるのは、日本一の大きさを誇る「備前焼大鳥居」です。
この鳥居は明治27年に奉納されたもので、その荘厳な姿から、通り抜けるだけで強いエネルギーを感じられるとされています。
さらに、本宮手前には、「厄除けの石橋」と呼ばれる独特なスポットがあります。
この橋には「厄」の文字が刻まれており、渡る際に厄を踏みつけて払うか、避けて渡るかを選ぶことができます。
どちらの方法でも大切なのは、厄を断ち切るという意識を持つことです。この体験を通じて、自身の心にある不安や困難を払う感覚を得られるでしょう。
また、本殿近くには「銭洗い弁財天」があり、地下200メートルから湧き出る霊水でお金を洗うことで、金運や福徳を得られるとされています。
この霊水は澄み切った冷たさが特徴で、手を浸すだけで心が落ち着くと評判です。さらに、このエリアには七福神も祀られており、厄払いを終えた後に運気を高めるためのスポットとして人気です。
由加神社本宮を参拝するときのポイント
由加神社本宮での参拝をより充実させるためには、いくつかの重要なポイントを押さえると良いでしょう。
拝殿での参拝は、独特の手順が特徴です。一礼から始まり、合掌し二拍手、そして感謝や願いを祈り、御神号「南無瑜伽大権現」を3回唱えます。
その後、再び合掌と二拍手を行い、一礼して締めくくります。この手順は神様への敬意を表すとともに、参拝者の心を整える大切な儀式です。
また、岡山県の重要文化財に指定されている由緒ある本殿は、静かな威厳を感じさせます。
さらに、「厄玉の儀」は参拝者の間で特に人気のある体験といえるでしょう。陶器の玉に自分の厄を込めて壁に投げつけ、割ることで厄払いを行います。
由加神社本宮での参拝は、ただ祈るだけでなく、心身ともに浄化される特別な体験です。そのひとつひとつのポイントを楽しみながら、神様と繋がるひとときをお過ごしください。
また、由加山からの景色は格別です。晴れた日には瀬戸内海や香川県を望むことができ、心を解き放つような開放感を味わえますよ♪
由加神社本宮の場所とアクセス
由加神社本宮は岡山県倉敷市の児島に位置する、豊かな自然に囲まれた環境に鎮座しています。
具体的な場所とアクセス方法はこの通りです。
〒711-0901 岡山県倉敷市児島由加2852
公共交通機関を利用する場合
由加神社本宮へ公共交通機関を利用して訪れる場合、最寄り駅はJR本四備讃線(瀬戸大橋線)の「木見駅」または「上の町駅」です。
どちらの駅からも由加神社本宮までは約3.5キロメートルの距離があります。
残念ながら、神社周辺には直接乗り入れる公共のバス停がないため、徒歩で向かうには少し距離があるかもしれません。
そのため、最寄り駅に到着したらタクシーを利用するのがおすすめです。
車やタクシーを利用する場合
車やタクシーを利用すれば、由加神社本宮へのアクセスは非常にスムーズです。
車でのアクセスは、瀬戸中央自動車道の「水島インターチェンジ」から県道21号線と63号線を経由して約9キロメートルの距離で、所要時間は約20分です。
ナビゲーションを利用する場合は、「岡山県倉敷市児島由加3335」を目的地に設定すると、第1駐車場まで案内されます。
また、タクシーを利用する場合は、最寄りの「JR木見駅」や「上の町駅」からアクセスできます。利用料金はどちらも概算で2800円ほどになります。
これらの駅ではタクシーが常駐していない場合もあるため、事前に予約しておくと安心です。
快適な移動手段を選んで、由加神社本宮の荘厳な雰囲気と歴史を存分に感じる参拝をお楽しみください。
駐車場は普通車が300台ほど収納可能ですが、正月や祭りの時期には混雑することが予想されます。
イベントの際には早めの時間に訪問するなど時間帯を調整してみてくださいね♪
まとめ
由加神社本宮は、日本三大権現のひとつとして長い歴史と厄除けのご利益で知られる神聖な場所です。
岡山県倉敷市の由加山に位置し、重要文化財の本殿や日本一の備前焼大鳥居など、見どころも豊富です。
また、こんぴらさんと対になる神社として、両社を巡ることでさらに深いご利益が得られると言われています。
参拝の際は厄除けの石段や独自の参拝方法、さらにパワースポットの訪問も楽しめるでしょう。
アクセスには車やタクシーが便利で、事前の計画がスムーズな参拝の鍵となります。
この記事が由加神社本宮を訪れる際の参考となり、皆さまが素晴らしい体験を得られるよう願っています。
歴史と神秘が交差するこの地で、ぜひ心安らぐひとときをお過ごしください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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