備中国総社宮のご利益や神様は?岡山のスーパーパワースポット!

備中(倉敷・総社)エリア

備中国総社宮(びっちゅうのくにそうじゃぐう)は、岡山県総社市に鎮座する歴史ある神社です。

古くから地域の人々に親しまれ、歴史と伝説に彩られた境内には、訪れるだけで心が洗われるような神聖な空気が漂っています。

備中国総社宮では祀られている神様の数が多いことから、一度の参拝で多くのご利益を授かれる「スーパーパワースポット」として評判です。

また境内の日本庭園では、春から夏にかけては松の木やもみじの新緑に包まれ、秋には紅葉が池の水面を彩り幻想的な景色を生み出します。

そんな季節ごとに異なる表情を見せるのも、備中国総社宮の魅力のひとつです。

この記事では、備中国総社宮のご利益や神様にまつわる歴史、伝説、見どころなどを詳しく紹介します。

ハレテル
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備中国総社宮の境内は総社市指定史跡にも指定されていて、訪れる価値のあるとても魅力的な神社です♪

備中国総社宮とは?ご利益や歴史は?

備中国総社宮は、その名の通り「備中国」の総社として、地域全体の神々を一堂に祀る神社です。

主祭神の他、相殿には御霊鎮八神をはじめ、備中国内の324社の神社から勧請された神々が祀られています。

そのため備中国総社宮は「スーパーパワースポット」と呼ばれ、一度の参拝で多くのご利益が得られるというのが最大の魅力となっています。

特に縁結びや夫婦和合のご利益が強いとされ、新たな出会いや一家和楽を願う方々にとって心強い神社となっています。

古くから人々の信仰を集めてきた備中国総社宮は、歴史と自然が調和する神聖な場所です。

地元の人々はもちろん、遠方からも多くの参拝者が訪れます。

多くの神々が宿るこの神社で、ご利益を授かりながら、悠久の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ご利益と背景

備中国総社宮は多くの神様を祀ることで、多岐にわたるご利益を得られるとされる神社です。

主なご利益は、縁結び、満願成就、幸福・開運、金運招福、学業向上、厄除け、商売繁盛、病気平癒とじつに様々です。

主祭神である大己貴命(おおなもちのみこと)は、その妃神である須世理姫命(すせりひめのみこと)とともに縁結びの神様として有名で、夫婦円満や家庭円満のご利益を授けるとされています。

大己貴命と須世理姫命の神話には、試練を乗り越えた末に結ばれる強い愛の物語があり、このことが縁結びや夫婦円満のご利益に深く結びついています。

恋愛成就を願う人々にとって、特にご利益のある神社といえるでしょう。

さらに、備中国内の324社の神様が一堂に祀られていることから、さまざまな願いに対応できる「オールマイティな神社」として信仰されています。

歴史と起源

備中国総社宮の歴史は古く、その起源は平安時代末期にまで遡ります。

当時、国司が備中国内の多くの神社を巡拝する負担を軽減するため、各地の神々を一か所に集めて祀る「総社」という仕組みが生まれました。これが、備中国総社宮の始まりとされています。

総社の地は、もともと仁徳天皇の皇妃・八田皇女に由来し、「八田部」と呼ばれていました。

大化の改新(645年)後には備中国の国府が現在の総社市金井戸に設置され、政治と祭祀が密接に結びついていました。

やがて、平安時代末期になると国司の力が弱まり、各地の神社を巡ることが難しくなったため、国府の近くに神々を合祀する「総社」の制度が確立されたのです。

備中国総社宮の具体的な創建年代は不明ですが、1071年頃にはすでに存在していたと考えられています。

1332年には一度再興され、1429年には再建が行われました。しかし、戦国時代の1582年には戦火によって焼失し、その後1687年に本殿や拝殿が復元されました。

明治5年(1872年)には、近代社格制度において県社に列せられ、現在も多くの人々に信仰されています。

備中国総社宮の神様(御祭神)とその伝説

備中国総社宮には、大国主神としても知られる大己貴命(おおなもちのみこと)と、その妃神である須世理姫命(すせりひめのみこと)が主祭神として鎮座しています。

大己貴命は日本神話に登場する国造りの神様です。数々の試練を乗り越え、国を発展させた神様として知られています。

また、須世理姫命はスサノオノミコトの娘であり、大己貴命が試練に挑む際に助けた女性です。

二人は深い絆で結ばれ、その後結婚しました。この物語は、夫婦円満や良縁の象徴とされ、備中国総社宮では縁結びのご利益があると信じられています。

さらに備中国総社宮では、八柱の御鎮魂神や、備中国内324社の神々が合祀されています。

それにより、備中国総社宮に参拝することで、備中国全域の神社をお参りしたのと同じご利益を受けられると言われているのです。

備中国総社宮のパワースポットは?

備中国総社宮は境内全体に魅力あふれるパワースポットが多く存在します。

その中でも特に注目されるのが、「三島式庭園」「神池と回廊」「神島」「随神門」の4つのスポットです。

三島式庭園は、古代の庭園様式が色濃く残る場所で、静寂の中に神秘的な雰囲気を感じることができます。岡山の名庭「後楽園」の築造時にも参考にされたと伝えられています。

神池と回廊は、境内の中央に広がる美しい池と、それを囲む回廊が特徴的です。池には鯉が泳ぎ、亀が甲羅干しをする姿が見られ、訪れる人々の心を和ませてくれます。

神島は、神池の中に浮かぶ三つの島で、出雲式の神池としても知られています。古来より神聖な場所とされており、神々の気配を感じることができるでしょう。

随神門は、備中国総社宮の入り口に位置する荘厳な門です。この門をくぐることで、神聖な領域へと足を踏み入れることができるとされ、訪れた人々に清らかな気持ちをもたらします。

これらのパワースポットを巡ることで、備中国総社宮の持つエネルギーを感じることができるでしょう。

備中国総社宮を参拝するときのポイント

備中国総社宮を参拝する際には、いくつかのポイントを押さえておくと、より充実した時間を過ごすことができます

まず、正面の大鳥居は駐車場とは反対側にあるため、正式な順序で参拝したい場合は、表参道から入ることをおすすめします。

境内に足を踏み入れると、美しい日本庭園が広がり、参拝前に心を落ち着けるのに最適な空間です。

参道を進むと、特徴的な長い回廊が現れます。拝殿に到着したら、備中国総社宮の正式な作法である「二拝、二拍手、一拝」でお参りをしましょう。

拝殿の廊下には、備中神楽で使用される神々のお面が並び、神聖な雰囲気を感じることができます。

本殿は「総社」と名のつくにふさわしく、壮大で立派な造りをしています。備中国内の多くの神々が合祀されているため、一度の参拝で多くのご利益を受けられるとされています。

ハレテル
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これらのポイントを押さえておくことで、備中国総社宮の魅力を存分に楽しむことができます♪

備中国総社宮の場所とアクセス

備中国総社宮は岡山県総社市の中心部に位置し、非常にアクセスしやすい場所にあります。

具体的な場所とアクセス方法はこの通りです。

〒719-1126 岡山県総社市総社2丁目18−1

公共交通機関を利用する場合

国道180号線沿いに位置する備中国総社宮は、公共交通機関を利用してもアクセスしやすい場所にあります。

最寄り駅はJR吉備線の「東総社駅」で、そこから距離にして約600メートル、徒歩5分ほどで到着します。

駅を出たら国道180号線方面へ進むと、備中国総社宮の立派な鳥居が見えてきます。

道順もシンプルなので、初めて訪れる方でも迷わずにたどり着けるでしょう。

また、バスを利用する場合は「総社中鉄バスセンター」バス停で降車し、そこから徒歩約5分でアクセスできます。

総社中鉄バスセンターは、市内の主要エリアと結ばれているため、電車が不便なエリアからの来訪にも適しています。

車やタクシーを利用する場合

車やタクシーを利用すると、より快適に備中国総社宮へアクセスできます。

車で訪れる場合、岡山自動車道の「岡山総社IC」からの距離は約4.5キロメートル、5分ほどで到着します。

国道180号線沿いに位置しているため、カーナビを利用すれば迷うことなくたどり着けるでしょう。

タクシーを利用する場合は、「JR東総社駅」から約5分、「JR総社駅」からは約10分で到着します。

駅前にはタクシー乗り場があるので、電車を利用して訪れる方もスムーズに移動できます。

料金は「JR東総社駅」からであれば概算で700円ほど、「JR総社駅」からなら同じく概算で1100円ほどになります。

まとめ

備中国総社宮は「備中国」の総社として、地域全体の神様を一堂に祀る神社であり、さまざまなご利益を授かることができる歴史ある神社です。

縁結びや厄除け、金運招福、商売繁盛、病気平癒など、多岐にわたるご利益があるとされ、オールマイティな神社として訪れる人々に深い信仰を集めています。

さらに、境内には美しい日本庭園など強力なパワースポットが点在し、神秘的な雰囲気を味わうことができます。

参拝の際には、神様への感謝の気持ちを込めて丁寧にお参りすると、より良いご加護を受けられるでしょう。

アクセス方法も充実しており、公共交通機関や車を利用して訪れやすい立地にあります。

歴史と伝説に彩られた備中国総社宮は、一度訪れると心が洗われるような特別な場所です。

ぜひ皆様も足を運んでみてくださいね。

ハレテル
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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